親子で江戸情緒が楽しめる各地の「小江戸」
小江戸を街のキャッチフレーズに謳っている地域は現在全国で7つ!
江戸時代を感じさせる街並みの中をゆっくり散歩しながら歩くのは楽しいですよね🎶
最近では色々な地域がTVなどで紹介されていってみたいと感じている方も多いのではないでしょうか?
今回は「小江戸」と言われている町の中から、観光に向いている町をご紹介します。
小江戸として有名どころ
川越 (多くの商店街と一体となった蔵造りの町)埼玉県川越市
【URL】
小江戸川越観光協会
小江戸川越散策マップ
小江戸の代表格はやはり「川越」❕ 都心から30分程度で行ける日本最大の「小江戸」の街。
7つの商店街が一体の様に集まって一大集落を築いています。また、商店街の中に「アトレ」埼玉の地場デパート「丸広百貨店」といった大型店舗も共存している都市です。
見どころは、たくさん。
川越駅(東武東上線、JR線)から歩くと「平成の町(クレアモール)」「昭和の町」「大正浪漫通夢り」「蔵造りの街」「菓子屋横丁」と時代や特色を打ち出した商店街が並んでいます👀💦
蔵造りの途中にはシンボルの「時の鐘」がある!
少し道をそれていくと「喜多院」ここには驚く事に、かつて「江戸城」から移築された「徳川家光誕生の間」や、春日局が使用していた「春日局化粧の間」などが現存しているんです☆ミ
そして、忘れては行けないのが日本3台東照宮の一つ「仙波東照宮」があるのもここなんです✌
加えて、日本三大羅漢の一つといわれている「五百羅漢」まで・・・・・。
見どころがてんこ盛りです💧
もう少し進んでいくと、多くな堀の跡が!その川越城の守りの堀の一部を見学しながら進むと、そこには「川越城本丸」が!!!これも、現存しているんです。
残念ながら富士見櫓(天守閣の様な物)は無くなってしまっていますが、再建ではなく本物のお城が残っているのは珍しいですよね。
気付けば、川越城の目の前に小さな神社が???「三芳野神社」???
実はここは童謡「とおりゃんせ」の中に出てくる「天神様」なんです。。。
「とおりゃんせ とおりゃんせ ここは どこの 細道じゃ 天神さまの 細道じゃ」アレです。ここです。
そして、少し北に移動するとTVによく出てくる縁結びで有名な「川越氷川神社」!
夏の間は、風鈴祭りもやっていて夜などもとてもきれいな神社です。
この他にも、山ほど見どころがある街「川越」。
毎年秋にはユネスコ無形文化遺産登録の大祭が開催(10月中旬から下旬)されて100万人近くが集まります。
本当に小江戸の名にふさわしい街ですよ。
【URL】川越祭り公式サイト
川越は徳川幕府の直轄地でした。古くは、川越の名前の元となった「河越氏」、戦国前半の英雄「太田道灌」(川越・江戸城建設)などのゆかりの地でしたが、江戸期に入ると、知恵伊豆と呼ばれた「松平信綱」や「柳沢吉保」などが治めていました。
名物は「さつまいも」を使ったお菓子や「だんご」そして「うなぎ」など✨
忘れずに食してみましょうね💛
ちょっとした、週末や連休に東京都心から30分程度の川越に親子で小旅行してみませんか?
この街は楽しいですよ。
【場所】
東武東上線 :川越駅または川越市駅
JR川越線(埼京線):川越駅
西武新宿線 :本川越駅
佐原 (船に乗りながら水郷佐原でのんびり過ごす)千葉県香取市
千葉県の成田よりも少し北側「香取神宮」でも有名な香取市!
佐原駅からしばらく歩いていくと、古い町並みのエリアが見えてきます。
川を挟んで左右に歴史ある街並みが広がっています🎵
【URL】
旅なび!佐原
古民家の中には、フレンチレストランなど、こじゃれたお店も立ち並んでいます。
近くの酒蔵で地酒を楽しんでみるのも良いかもしれませんね。
街並みの中の1件に「伊能忠敬旧宅」と書かれた文字が👀✨
そう、ここはあの日本地図を作った偉人「伊能忠敬」の本拠地なのです。
この辺りは、ユネスコ無形文化遺産登録の佐原の夏・秋の大祭のメインルートになっていて、お祭りの季節に行くと歩けないくらいの大賑わいです!
また、最近は女優の波瑠さんが出演されている、大同生命のCMなどで見かけるあの街並みもこのエリアです。
古い町並みを歩いてめぐるのも良いですが、ここは真ん中に走る「小野川」を船に乗ってめぐってみると良いですよ。福岡「柳川」のライン下りを思い起こすような感じです。
のんびりと、船に乗ってゆっくり街並みから水郷の街を回ってみる。
ゆったりとした休日を過ごせそうですよね🎶
もし、車で訪問されるのであれば「香取神宮」や「潮来」などにもちょっと立ち寄ってみたいところです。
また、毎年4月下旬から「水郷佐原水性植物園」では「あやめ祭り」も開催しています。
こちらも、屋形船に乗ってあやめの園をゆっくり鑑賞出来てとても素晴らしいですよ。
東京都心からは少し離れますが、ちょっと足を延ばせば行ける距離ですよね。
親子で楽しく水郷佐原のライン下りでのんびりした「小江戸」を楽しんでみませんか?
【場所】
JR成田線:佐原駅
栃木 (1泊して臨みたい栃木の小江戸)栃木県栃木市
栃木県は日光という世界遺産登録地がありますが、ここも忘れないでほしい「小江戸」の街!
駅から歩いて、広い通り沿いには少し観光を意識した、古い町並みが見られます!
【URL】
栃木市観光協会
栃木の街散策マップ
そして、巴波川に向かって歩いていくと整然とした江戸情緒をのこした街並みが現れます!
4月~5月にかけては桜と、巴波川に掛けた無数の鯉のぼりたちがこの街並みをより魅力的に演出してくれます。
なんだか、見たことがある気がしてきます。
そう、ここは、TVドラマ「仁」でも使用されていたローケーション。ここだったのですね🎵
巴波川の舟運は、徳川家康の霊柩を久能山から日光山移した際に、荷物などを栃木河岸に陸揚げしたことがきっかけとのことです。
佐原と同様にこの巴波川でも「遊覧船」に乗って蔵造りの街をゆったり水路から楽しむことが出来ます💕
休日だけではなく、毎日運航していますので確実に乗ることが出来ますね。
【URL】蔵の街遊覧船
また二年に一度、盛大な秋祭りが開催されます!
絢爛豪華な9台の人形山車が一斉に集まって競演する姿はかなり盛り上がりますよ🎵
車で行かれる方は、帰りにラーメンで有名な「佐野」を経由して変えられると、名物の「ラーメン🍜」が楽しめますね。
「佐野プレミアムアウトレット」に寄ってちょっとお買い物も良いかもしれませんね👜
お子さんと一緒に、ご家族みんなで栃木県でも都心に近い「小江戸 栃木市」を楽しんでみませんか?
ちょっとしたお休みに、思い出の1日を📷
【場所】
JR両毛線 :栃木駅
東武日光線:栃木駅
小江戸としてよりも他の要素の方が有名な小江戸
彦根 (現存天守閣を堪能しながらめぐる)滋賀県彦根市
【URL】
彦根観光ガイド
小江戸というよりも「井伊家の街」「ひこにゃんの街」など彦根城の城下町としての認知度が高い「彦根」。
駅から彦根城に向かうお城通りを歩いていくと15分~20分位で「彦根城」へ!
教科書に出てくる、あの大老「井伊直弼」の像を右手に見ながら城に向かいます。
ひこにゃんの登場時間と場所を確認して入口へ!
天守閣は、再建されたものではなく江戸時代から修繕されてきた本物です💪
ですので内部はもちろんコンクリートではありません。
お城の中を堪能したあとは、お堀にある「屋形船」に乗ってゆっくり堀からのお城を楽しみましょう💝
この屋形船は、かつて彦根藩主が領内視察などの際に使用した船を忠実に再現したものだそうです!
当時の領主と同じ視点でお城を眺めてみたいですよね。
彦根では年に一度10月下旬~11月上旬に「ひこねの城まつり」が開催されます!
彦根駅や彦根城周辺を赤備えの赤鬼家臣団や火消しなどが練り歩くパレードも行われるんです🎵
ただ、以前は「小江戸ひこねの城まつり」と称していましたが、最近では「小江戸」は外れていますね。
車で行かれる方は、少し足を延ばして「石田三成」の居城だった「佐和山城跡」なんかもちょっと経由してみると良いでしょうね。
また、「近江八幡」なんかもいいですね!
戦国・江戸の歴史の街「彦根」、親子で一緒にめぐってみませんか?
【場所】
JR琵琶湖線:彦根駅
近江鉄道 :彦根駅
大多喜 (のんびり いすみ鉄道で向かう小江戸)千葉県夷隅郡大多喜町
【URL】
大多喜町観光協会
いすみ鉄道
こちらも、徳川四天王の一人「本多忠勝」が築城した「大多喜城」を中心とした城下町観光地です!
古い家などが所々に残り、小江戸の面影を残している街です。
古民家や酒蔵、本多忠勝の墓所などをのんびり回ってみましょう!
もちろん、大多喜城は外せませんよ❕
【URL】散策マップ置き場
また、近隣の「夷隅神社」では、毎月5と10のつく日には境内で「7時30分頃から11時30分頃」まで朝一が開催されています。大多喜町で採れた新鮮な山の幸や、近郊の海の幸がお手頃価格で購入できますよ✨
そしてなんといっても「いすみ鉄道」💪
千葉県房総半島のいすみ市・大多喜町を走る第3セクターのローカル線で「大多喜」もその中の駅の一つです(本社所在地)。
この鉄道は、TVなどでも「ローカル線」の代表格として紹介されるほどの、知恵の鉄道です。
鉄道おたくの社長をはじめスタッフのメンバーが、色々な企画列車を走らせて楽しませてくれています🎵
是非、いすみ鉄道のイベントの日に親子で楽しく列車に乗って大多喜の街に向かってみてくださいね💛
「いすみ鉄道」の手前には同じくローカル鉄道の「小湊鉄道」や「JR久留里線」などが繋がっています。
一緒に乗り継ぎながら電車の旅を楽しむ1日も良いかもしれませんね。
また、JR久留里線沿いには「久留里城」があります!
かつて「新井白石」が若い頃にここで育っていたり、南総里見八犬伝のモデルと言われている「里見氏」の居城の一つでもありました!
ただ、駅からはちょっと遠いので、車でないと難しいかもしれないのが残念です💧
泊まりOKであれば「養老渓谷」も自然の中でのんびり過ごせる場所ですのでお勧めですよ!
(また、別の機会にご紹介したいと思います)
今週末あたり、大多喜へ家族で行って楽しみませんか?
【場所】
いすみ鉄道:大多喜駅
親子で楽しむ江戸情緒「小江戸」まとめ
現在、小江戸を標榜している街は全国で7か所と言われています。「小京都」が30近くあることから考えるととても少ない数ですね。1996年からは「小江戸サミット」が「川越」「佐原」「栃木」の3つの街を中心に開かれており、これらの街は交流しながら「小江戸」を広めています。
中でも、やはり川越が「小江戸」として圧倒的な規模を誇っており、現在の都市と古い町並みを融合させた代表的な街に成長していますね。
さて、今回は、観光に向いている「小江戸」として5つの街をご紹介しました。
何処も、ちょっとした小旅行や散歩に向いている街ですので、是非親子そろって休日・祝祭日などに旅されますことをお薦めいたします。最近はこんな近旅をマイクロツーリズムというのでしょうか。
では、今後とも「ふぁんすた」をどうぞよろしくお願いいたします。
~親子で楽しむ ふぁんすた~
この記事へのコメントはありません。