関東で気軽にミニ京都を楽しむ
日本全国に40以上存在する「小京都」! 「小江戸」に比べてとてつもなく多い数ですよね。小江戸の場合には江戸時代の「都市部」をイメージさせる所がほとんどですが、小京都は昔の都市部の他、自然の景観など多様な要素がその名称のきっかけになっています。
そのため、小江戸よりも「のんびり」「ゆっくり」と楽しめる場所が多く、1日のんびり過ごすことに向いているのも特徴です。
では今回は、関東地方にある「小京都」をご紹介❕
小川町・嵐山町(埼玉県)
埼玉県に東部の比企郡エリアにある2つの町❕ この2つは一般的にはそれぞれの街が「小京都」と言われていますが、実は街が隣接している上、それぞれの特徴が異なっているのです👀 ですから、観光と考えた場合には、両方で1つのエリアとしてみた方が無駄なくプランが考えられると思います。
先ずは「小川町」
ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」の街として有名な小川町、その他にも「有機農業の街」「清酒の関東灘」など、色々な肩書を持っている街でもあります。秩父山系の山々がすぐ背後にそびえ立ち、清らかな水が得られるこの盆地は、古くから「江戸~川越~秩父」を結ぶエリアに立地しており、平成に入るころまでは商業の街として栄えていました。この地からは「しまむら」「ヤオコー」など有名店が輩出されています💪
豪商たちの古い町並みや、酒蔵、紙すき体験、そして名物の「女郎うなぎ」などを楽しみながらのんびりした時間が楽しめます。
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小川町観光協会
そして「嵐山(らんざん)」
電車では、小川町のお隣の駅「武蔵嵐山」❕ この街の渓谷が京都の嵐山に似ていることから武蔵の「嵐山」と称され町名も嵐山とされた街です。
与謝野晶子も訪れ、歌を詠んだ「嵐山渓谷」は癒されスポットとして先ずは訪れたいポイントです。
また、嵐山は秩父と同様に、有数な坂東武者の出生地、拠点地(征東大将軍「木曽義仲」・坂東武士の鑑「畠山重忠」)でもあり、彼らゆかりの地もまた見ておきたいところです。木曽義仲生誕の地「大蔵館跡(大蔵神社)」や同じく、木曽義仲の産湯を汲んだ「鎌形八幡神社」は、今でもその湧き水が湧いています。
畠山重忠の居城「菅谷館跡」も近いですので同時に観光してみたいですね。
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嵐山町旅の達人
足利(栃木県)
栃木県足利市、その名の通り室町幕府を開いた「足利氏」の拠点です。 足利の街並みは所々に古い町並みが残っていて、風情ある街並みです。
街並みの中心で、もっとも有名なのはやはり「足利学校」!室町時代の東大です。そして、足利氏の氏寺である「大日尊 鑁阿寺」、ちはやふるのロケ地にもなっている「足利織姫神社」「旧足利西高校」は併せて足を運んでおきたいところですね。
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足利市観光協会公式サイト
古河市(茨城県)
茨城県の一番西側、埼玉県との栄の街、古河市❕ その名の通り、古くは「古河公方」が居を構えていた地です。
散見される旧家たち、「古河城出城跡」「日本三大長谷の長谷観音」「武家屋敷跡」作家の「永井路子」の旧家など、歴史を感じさせる街並みを見ることが出来ます。
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こがナビ
近場、関東の「小京都」を巡って有意義な1日を
今回は関東の「小京都」をセレクトしてご紹介しました。他にも関東には「佐野」「湯河原」「栃木」など小京都といわれる街はいくつかあります。
関東にお住まいで、まだ行った事の無い所がある方!! 是非、一度訪れてみてくださいね。
ちなみに、ふぁんすたでは「栃木」は「小江戸」としてエントリーしています✨
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