英検っていつの間にか色々な種類が出来ている気がするけど?
英検はお父さん、お母さんも、昔 受験したことがある方が多いのではないでしょうか?昔は「英検」といえば1種類しかなかった気がしますけれど、今は、「英検〇〇」というのがいっぱい出てきました!その中で、受験などで一般的に使われているのが、「英検(従来型)」と「英検S-CBT」の2種類です。でも、この2つは一体何が違うのか? よくわかりませんよね。
そこで今回は、その違いを解説したいと思います💪
先ずは、今までの「英検(従来型)」を解説した後に「S-CBT」の違いを説明していきます。
英検(従来型)とは
「英検(従来型)」は昔からなじみのある、あの英検です! 大まかな概要を説明しますね。
「英検」は「日本英語検定協会」が実施する「実用英語技能検定」の略号です。
2020年度の志願者数は「英検シリーズ」合計で約368万人❢❢ 英語の能力を図るには一般的な試験の1つになっています。
英検の合格級は、受験や進学などの際に優遇措置(試験免除や加点など)がある学校や、卒業までに一定の級の合格を単位とする学校、奨学金給付制度や入学金・学費免除をする学校もあるなど、自身の英語力を図るだけではなく、その他への活用をすることも可能な検定試験です!
【LINK】受験・進学、英語の学習・履修に活用している学校検索 (英検HP)
*この検索で出てこない学校でも、受験希望校のホームページなどに記載されている場合が多いですので、各希望校のHPなどで確認すると良いですよ。
試験形式
【Grade (級)】
英検は1~5級の各級に分かれていて、数字が椎さくなる程、難易度が上がっていきます。
【試験科目】
試験科目は「R:リーディング」「W:ライティング」「L:リスニング」「S:スピーキング」の4種類!
R:文法や長文など一般的な英語の試験の形式
W:英語の質問に対して、英作文で解答する形式
L:放送で流れる英語のやり取りを聞いて、解答を選択肢から選ぶ形式
S:対面式の会話型で、与えられた英文を読んでその内容について面接官に口頭で回答する形式
従来型の英検では、試験は1次と2次に分かれています。
1次試験:「R:リーディング」「W:ライティング」「L:リスニング」を実施
2次試験:1次試験に合格した人だけが受験できる。「S:スピーキング」を実施
2次試験で不合格になった場合、一次試験免除申請をすれば、次回の試験から翌年度の同回までの間、二次試験から受けることができます。
【合格点数】
各級によって点数は異なります。また、総合点だけではなく、「R」「W」「L」「S」がバランスよく点が取れていないと合格できません(何処かが高得点で、他が低得点などではダメ)。
【受験会場】
従来型の英検は、日本英語検定協会が設置する「本会場」または、学校や塾などが団体で申し込んで会場を設置する「準会場」での受験が可能です!
準会場であれば、普段通っている学校や塾で受験できますので楽ですよね。
【試験回数】
概ね、5月、10月、1月の年3回実施されます。
英検 S-CBTとは
Speaking-computer Based Testの略で、従来の全て問題、回答を紙を使用して実施する試験形式とは異なり、パソコンを使用して実施する英語検定試験です。
最初に重要な説明をしておきます!
英検(従来型)と英検 S-CBTは受験方法や年間受験可能回数は異なりますが、「難易度」や「級認定」など全て同じです(資格価値は同じ)。
以下、英検ホームページより抜粋
“「英検 S-CBT」は、英検(従来型)と実施方式の違いはありますが、問題形式や難易度、級認定、合格証明書発行、英検CSEスコア取得等はすべて同じです。”
【英検(従来型)との違い】
S-CBTが従来型の英検と大きく違うのは、受験方法です!
[S-CBTの試験方式」
①S-CBTはPCを使用して受験する英語検定です。
・「R:リーディング」「L:リスニング」はPC上での選択式
・「W:ライティング」はキーボード入力または、用紙への手書きが選択できる(受験申込み時に選択)
・「S:スピーキング」はVTRを見て回答を録音する方式(面接官との直接面談ではない)
*2次試験のイメージのある「S:スピーキング」、S-CBTでは意外なことに試験の最初に実施されます!
②1日で「R」「W」「L」「S」を一気に受験
従来型では、「S」は1次試験合格者のみが、後日受験します。
ただし、従来型と同様「RWL」で基準を満たしていれば、「S」のみが基準を満たさなかった場合には従来型と同様、「RWL」の免除申請が可能。同一試験回から翌年度の同回までの間、「S」のみで受けることができます。
③年3回の英検の期間中の「土日(地域によっては平日も)」に頻繁に実施されている日程の中から希望日を選択する形式
(従来型では、日程が固定されている)
④年3回、各回の期間中に同じ級を2回まで受験できる(2次試験に該当する「S」のみの受験も可能)
(従来型では1回のみ)
⑤試験会場は「日本英語検定協会」が用意している「テストセンター」のみ
(従来型では、学校や塾などの団体申し込み施設で受験が可能)
⑥1~3級までしか受験できない。
(4.5級は従来型のみ実施です)
【S-CBTのメリット・デメリット】
従来型とS-CBTを比較した場合の「ふぁんすたが考える」メリット・デメリットをご紹介します。
【テクニック】
従来型でもS-CBTでも取得級やスコアの扱いは同じですから、純粋に受験できる回数が増えたと考えればよいと思います。
また、それに伴っていくつかのテクニックが使えるようになりました。
・従来型とS-CBTに同時申し込み可能なため、各回ごと同一級が3回受験できる(S-CBT2回・従来型1回)
・人との直接面接が苦手な場合、S-CBTであればVTRでスピーキングが受験できる
従来型で受験した場合でも、2次試験の再試験はS-CBTで申し込みすることができます!
英検と英検S-CBTの違いまとめ
英検S-CBTが始まったことによって、日程についても、回数についても、受験がよりやりやすくなったと思います。名前が違うため、最初は混乱しますが、結局は同じなのです。受けやすいほうを受けるのもよし、両方受けて合格チャンスの回数を増やすのも良し! 最近英検は、入試時の内申点や、推薦入学の点数、奨学金などの参考に使われることも多くなってきていますので、受験生の皆さんは一度は考えると思います。いずれにしても、チャンスが増えたことはうれしいですよね💗
さあ、皆さん先ずは迷わず受験してみましょう💪
【LINK】日本英語検定協会
~親子で楽しむ ふぁんすた~
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